倫理規定
【医療法人社団 陽生会 倫理規定】
前文私たち医療法人社団陽生会は、ここに職員倫理規定を策定し、「個人の尊厳と人権擁護に基づく倫理観を共有」「各種法令の遵守及び専門的知識と技術によって、利用者一人ひとりの意思や希望を尊重」「健康及び自己実現、並びに地域の医療・介護の向上に貢献」を行うことを、内外に宣言するものである。
個人の尊厳を尊重される権利
第１条 私たち職員は、全ての人々の基本的人権を積極的に擁護し、利用者一人ひとりをかけがえのない大切な存在として尊重します。
生活者としての権利
第２条 私たち職員は、利用者の生活のあり方や仕組みが、これまで慣れ親しんできた地域社会にあることを理解し、様々なサービスが適切に利用者本人の意向に沿って行われることを保障します。
自己決定権の尊重
第３条 私たち職員は、利用者があらゆる生活の領域で自らの意思によって選択し、決定する権利を保障します。自己選択・自己決定にあたっては、十分な説明を行い同意を得ます。なお、不当・過度な干渉は行いません。
プライバシーと個人情報の尊重
第４条 私たち職員は、利用者の生活全般におけるプライバシーを守り、個人の情報が承諾なしに勝手に使用されないことを保障します。
知る権利の尊重
第５条 私たち職員は、利用者が必要とする情報をわかりやすく受ける権利を保障し、利用者・家族が理解できるように提供します。
体罰・暴力・虐待の禁止
第６条 私たち職員は、介護サービスの提供において体罰・暴力・虐待を絶対に禁止し、人権擁護について積極的に取り組みを推進します。
身体拘束へと至らない質の高い生活、サービス提供を受ける権利
第７条 私たち職員は、利用者一人ひとりが安全・安心・快適な生活が送れるよう、身体拘束に至らない質の高い生活の実現に向けた適正なサービス提供を実施します。
専門的サービスを受ける権利
第８条 私たち職員は、常に介護の専門家として自覚し明確な価値観を持って知識や技術の習得に努めます。また、利用者一人ひとりのニーズに基づいた介護サービスを提供することを保障します。
意見・質問・苦情を表明する権利
第９条 私たち職員は、利用者の意見・質問・要望について、その頻度や緊急・重要性を問わず、全てにおいて真摯に傾聴し具体的な解決・改善を図ります。
附則
１.この規定は平成２６年４月１日から施行する。
２.この規定の改廃を必要とする場合は、介護老人保健施設陽生苑「管理職・部門長会議」で審議し、陽生会「理事会」の承認を得てこれを行う。
